講師：中島 美保、Lukas Ian Schmitt
今年最初のKIOI STEAM LABのテーマは、「Science of the mind：脳はどのようにして世界を理解しているのか」でした。興味深いテーマとあってこれまでにないお申込みをいただき、会場はほぼ満席の盛況の中、ハイブリッド開催で行われました。
私たちの脳はそのはたらきによって、外側の世界を認識したり、複雑な情報を推測したり、柔軟に行動を調整したりしています。
今回のセミナーでは、最先端の脳科学研究を行っている中島 美保さんとLukas Ian Schmittさんをお招きして、神経科学者が今までどのようなアプローチで脳の性質を研究し解明してきたのかという歴史から、彼らが今現在行っている認知機能の最先端研究についてもお話いただきました。
スライドに連続的に表示される「色を表す漢字」を答えるワークでは、様々な脳の性質の一部を、自身の体験を通して面白く知ることができました。（例えば、赤色で「青」と書かれた漢字を、①まずはその”漢字の読み方”を声を出して答える。②次に”色の方”を声に出して答える）
小学生のお子様がご家族で参加されたり、お仕事帰りのビジネスパーソン、また医学クラスで論文を作成中という中学生もいらっしゃり、セミナー終了後も講師おふたりへの質問がやまないほど、不思議と未知の世界を持つ脳について参加者の皆さんと楽しく学ぶことができました。
