講師：中島 さち子、小林 武文（打楽器奏者）、
相川 瞳（パーカッション奏者・ビブラフォン奏者）、チェ ジェチョル（韓国太鼓（チャング）演奏家）
10月6日〜18日は、毎年恒例のKIOI JAZZ WEEK！
KIOI STEAM LABもジャズをテーマに行われ、音楽LIVEを通じて身体的に楽しむ数学と文化に触れました。
セミナーは中島さち子さんのピアノから突然のスタート。徐々に阿吽の呼吸で他の楽器の音色が加わっていき、楽曲「光」が会場を包み込み、温度感が高まりました。
ジャズや世界の民族音楽の背後には面白いリズムがたくさんあります。世界のさまざまな音楽のリズムを多角的に捉えるとどんな不思議があるのかを探っていきましょうと、テーブルを取り払った会場いっぱいに参加者みんなで輪をつくり、音楽に合わせながら手拍子や足でリズムをとり、ビートを刻み、実際に動いてみることで体感的に学んでいきました。
韓国太鼓演奏家のチェ ジェチョルさんからは韓国のリズムや農楽を、パーカッション・ビブラフォン奏者の相川 瞳さんからはバジリスクと東欧などのリズム紹介、打楽器奏者の小林 武文さんからは西欧（現代）的グルーブと極東的リズム、また宇宙にリズムを持っていたらどんな事が起こるだろうとワクワクしたお話を交えて、そして音楽家・美術家の武 徹太郎さんからは、盆踊りや数え歌のリズム、あんたがたとこさは何拍子？と参加者に問いかけもありました。
それぞれの多彩なリズムと変拍子の紹介は時に参加者の頭を悩ませ、「音楽は感性の数学」と話す中島さんのとおり、笑顔と心踊るセミナーとなりました。
